2018年5月18日金曜日

プログラミングの話①

こんにちは、鈴木です。

今日は進学塾一歩でプログラミング教室を立ち上げた経緯をご紹介します。

最近よくニュースでも聞くようになりましたが、2014年にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン氏が「雇用の未来」という論文で、「今後10年~20年で、アメリカのすべての雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い」と発表しました。
この記事を読んだときに、私は大きな衝撃を受けたことを覚えています。

日本において子どもたちが塾に通う目的は誤解を恐れずに言えば、「偏差値の高い中学校、高校、大学に進学すること」だと思います。
そして、なぜそこを目指すのかを保護者目線で言うならば、良い会社に就職してほしい、将来の安定した生活を手に入れてほしい、少しでもそうなれる可能性を上げるために良い大学に行ってほしい、ではないでしょうか。
理想論や少数の成功例から離れた現実問題として、高学歴の方が就職や仕事において有利なことは、社会人ならばある程度分かることです。
そして私自身は子どもたちの将来のためにという自負を持って、この仕事を続けてきました。

ところが、この論文通りの未来が来るならば、今私たちがやっていることははたして子どもたちのためになるのでしょうか。
将来は人工知能(AI)に人間の仕事の約半分は奪われるということは、単純に考えて人口の約半分は失業者となってしまいます。
せっかく小中高と勉強を頑張って良い大学に入っても、就職自体が狭き門。
就職する先がないのでは今までの努力もすべてが水の泡となってしまうでしょう。
これはとても深刻な事態だと思いませんか?
今の子どもたちにはかなり危険な未来が待ち受けているように思えます。

しかし、希望もあります。
AIにとって代わられる仕事が多くあるということは、そのAIを制御する仕事は今よりもっと需要が高まるはずです。
AIを制御するにはプログラミングの知識は欠かせません。
将来子どもたちがより良い生活を送るためには、プログラミングという武器を手に入れる必要があるのです。
これこそが進学塾一歩で、プログラミング教室を立ち上げることになった最大の理由です。

日本ではすでにプログラミング教室がたくさんあり、多くの子どもたちがプログラミングに慣れ親しみ始めています。
バンコクに住んでいる生徒が、「学ぶ機会がなかった・・・」と将来つぶやくならば、我々バンコクの教育業界を下支えする者としては立つ瀬がありません。
バンコクで過ごす子どもたちにプログラミングを学ぶことができる環境を提供したい、このような思いを持って進学塾一歩ではプログラミング教室をこの4月から立ち上げました。

ただ、One Step +αの授業では、教育指導要領通りあくまでもプログラミング的思考を養うことが目標です。
具体的にコーディングを勉強するわけではありません。
が、そこから本当のプログラミングに興味を持つ生徒が出てきて、いずれはその道に進みたいという生徒が現れてくれるでしょう。
将来プログラミングの分野で日本を、いや世界を背負う人材たちがここバンコクから多く輩出されることを目指してOne Step +αでは授業を行ってまいります!

『A.I.』(2001年スティーブン・スピルバーグ)
泣きました、はげしく・・・

P.S.今週日曜、来週日曜はプログラミングの体験会です。
毎月体験会を開催しますので、お友達もお誘いあわせの上ぜひお越しください!



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